コンセプト
01
過去の私と同じように
肌に悩むすべての女性のために
今でも、自分が化粧品会社の社長であることが不思議に思える時があります。
なぜなら、私ほど自分の肌に自信がなく、美容の話を避けてきた人間はいないと思うからです。
子供の頃から色黒で、中学時代はニキビがいっぱい。
それをからかわれ、恥ずかしくて漂白剤で顔を拭いたこともありました。
20代になっても、いつも顔のどこかに吹き出物があって痛く、治った痕に黒いシミになって顔じゅうに点在していました。
30代には顔の中央が脂性肌、その周りは乾燥して白い粉を吹いたようになっていて、当時は肌に合う化粧品が見つかりませんでした。
そしてこの頃に、腎臓から出血が止まらないという原因不明の病気にもかかってしまい、10年ほど検査や入退院を繰り返したのです。
ようやく病気が治って40代を迎えた時には、顔じゅうに肝斑が拡がり、鏡を見るのも嫌なほど汚い顔になっていました。
当時は美容院に行くのも半年か1年に一度。
生活が苦しかったこともありましたが、シミや肝斑でまだら模様になった自分の顔を、鏡越しに美容師さんに見られることがつらかったのです。
テレビや広告で宣伝していた高額化粧品を買って使ったこともありましたが、肌がきれいになることはありませんでした。
時には、合わない化粧品で肌の状態が悪化することさえあり、使いかけの化粧水や乳液で鏡の前がいっぱいになりました。
華やかなイメージだけで効果のない化粧品に失望した私は、化粧品で肌をきれいにすることはあきらめて、メイクやコンシーラーでシミを隠しました。
これほどたくさんの化粧品があるのに、どうして肌をきれいにするものがないのか、それがとても不思議でした。
10年に及んだ病気は、生活苦とストレスが原因でした。
その生活から抜け出すために40歳でシングルマザーになった私は、様々な仕事を経て、サプリメントの販売に関わるようになり、45歳の時にはそうした経験をかわれて、サプリメント会社の企画担当として、新製品の開発を手がけるようになりました。
この仕事のおかげで多くの開発者の方々と出会い、体にとって必要な成分についてだけでなく、体や肌の仕組みそのものを学ぶことができました。
50歳を迎えた頃、手がけていたサプリメントを美容サプリにしようという企画が上がり、そこで化粧品業界で50年以上という権威ある先生を紹介されたのです。